グラスアイ

以前にもグラスアイについては書いた事がありました。過去の記事残ってるかな〜?書いたのはかなり前になります。

クオリティライフではビーズアイを使っています。

ブランドを始めてすぐのころ

「グラスアイにするだけで、どんなルアーもいいルアーに見えるからグラスアイにした方がいいよ」というお言葉を頂き、

天邪鬼なわたくしは、その言葉に反発してビーズアイでも良く見えるルアーを目指して作っていこう!という考えでビーズアイを使い続けていました。

と、ここまでが前回書いた内容です。

ビーズアイはルアーの印象が可愛くなるので使用してましたが、安っぽく見えてしまうのが少し難点で、途中目の周りに多少加工を入れて、立体感を出したり、と試行錯誤してきました。

作れば作るほど、次々と加工工程が増えて大変な時期でした。
いいものを作る為なので苦ではありませんでしたが。


他にもグラスアイを使わない理由が、

○目力が強くなりすぎて、可愛さがなくなる
○市販のグラスアイでいいものが見つからなかった。しかも高い!
○だったらオリジナルのアイで個性を出したい
○かと言ってグラスアイを安定して量産出来るほど技術が無かった。

…グラスアイにしたいのか?

はい!グラスアイにしたいんです!
グラスアイにするだけで良く見えることも知ってます!
アイがルアーの印象にどれだけ大きな影響を与えるかも分かってます!
ただ納得出来るグラスアイに出会えなかったし、作れなかっただけです。

こんな想いを秘めつつ密かに試行錯誤しておりまして、ようやく納得のグラスアイを作ることができました。

4mmの3層グラスアイ。小さいのでUPの写真です。

市販では5〜6mmが多いですが、1mm小さいだけで、ジグの精度、気泡抜き、温度管理などなど一気に作業が大変でした。

「私は失敗した事がない。ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」

確かエジソンの名言だったような。

1万も見つけてませんけど、かなりの失敗の繰り返しとこんな前向きにモチベーション保つことも出来ず、納得の仕上がりまで時間がかかりました。

小さいながら「層」がしっかりあり、生命感あるグラスアイができました。ルアーにつけると、
雰囲気が格段に良くなりました。

改めてアイがルアーに与える影響の大きさを感じます。

安定して作れる様になってきたので、今後はこのグラスアイを入れていこうと思います。

ビーズアイを好いてくれていた方々には申し訳ない気もしてますが、許してね。